「もったいないを、もっとゆたかに」をコンセプトに。
サスティナブル(持続可能)なものづくりを目指す取り組みの一環として、今まで捨ててしまっていた「あまり布」を活用したアップサイクル製品をつくりました。
今回、岩手県で「裂き織」を手掛けている『幸呼来さっこら Japan』さんとコラボレーション。
寒冷な気候のため古くから布が貴重とされてきた東北地方では、日常生活で使う衣類や布団をくたびれても捨てず、細く裂き繊維状にし、再び織り上げ活用してきました。
「使い切る」という文化の中で発展し、受け継がれてきた独自の技術が「裂き織」なのです。
BAN INOUEの「裂き織」シリーズは、蚊帳の日常着を作る過程でどうしても出てしまうあまり布を、糸状にカットし、時間をかけて一段一段丁寧に織りあげました。
ステッチのようなテキスタイルがおもしろく、手仕事ならではのあたたかみがあります。
本体に裂き織を使用し、普段使いしやすいシリーズを作りました。
蓋部分には牛革を合わせ、ショルダー紐には麻のテープを合わせました。
ショルダー紐の長さ調節可能です。
背面にはポケットもついています。丸いフォルムが印象的な一品です。