「かやお台ふき」は使いやすく、丈夫で長持ち。その秘密は、ひとふで書きのようにいれたステッチにあり。
台ふきの断面は、こうなっています。ミルクレープのような生地の層。
薄い蚊帳織の生地が、8枚重なっています。
生地の間に水分を吸収するから、抜群の吸水・速乾性を持っています。
こんな時も、ほどよく押さえる「ひとふで」ミシンが効いているんですね。
新品の台ふきには、でんぷん糊がついておりパリッとしています。
その理由は、蚊帳織りの製造工程で、糸が柔らかいと 織っている時に糸が切れたり、織り目がズレてしまうため。
一見シンプルな平織り(一番単純な織物組織)ですが、「織り目が粗い」というのは、糊や織機の具合を調節して均等に織る、独自の技術が求められるものです。
【新品の洗い方】
①洗い桶や洗面器にお湯をためる。
(でんぷん糊は水には溶けにくいので40℃ぐらいがおすすめです)
②新品のふきんを入れて、やさしく押し洗いする。
③お湯が濁らなくなるまで、何度かお湯を取り替えてください。
④しぼって水気を切り、干す。
(しぼる時や干す際には、やさしく。振ったり強く伸ばすと滑脱の原因となりますので、お気をつけください)
油汚れを気にせず使える、頼もしい色。ダークカラーの台ふきは他に売ってない、とファンの方も多いです。
(使用カラー:墨)
ちょっとした水切り用としても使えます。
(使用カラー:鉄紺)