今年の３月、１０数年ぶりに沖縄へ行きました。
まだ肌寒さもありましたが内地とは違う空気が漂う中、那覇空港から一気に北上し、今帰仁村へ向かいました。
「お仕事」で参りましたが、その話は次回に。
沖縄ではたくさんの人の温かさと発見があり、豊かな自然に包まれ、新しい民芸に出会う旅になりました。
やんばる国立公園の亜熱帯の森がすぐそこまで迫ってくる「喜如嘉の七滝」は、芭蕉布の里として有名な喜如嘉の集落にあります。拝所も設けられていることから、神聖な場所とわかります。
集落の中は共同売店があったり、そこでおばあがテレビみてたりと時間の流れを忘れてしまいそうなところです。
車で１０分ほど移動し、前日に偶然お会いした植物染色を用いて衣服をつくられているアトリエにお邪魔しました。個人的にインスタグラムでフォローしていたブランドさんでしたのでずっとドキドキしていました。
工房を見学させてもらい、お茶やお菓子をご馳走になったりとスタッフの皆様の温かい心遣いに癒されました。
それから南下すること１時間、日野明子さんのPOPUPをD&DEPARTMENTさんで開催されていたので訪れました。なんとナガオカケンメイさんご本人がいらっしゃり、お話すること１時間ほど、沖縄の魅力や不思議や面白い所、見るべきおすすめの建築やお店をたくさん教えていただきました。
偶然や奇跡が重なる日。鳴りやまぬ鼓動。
沖縄にハマる予感しかないと確信しました！
訪れる先々でお茶を淹れてくださる沖縄の方たちは本当にもてなし上手。初めての来客をこんなに自然に受け入れてくれるその心は「ゆいまーる」というところからくるのでしょうか？ゆいまーるとは「結びつき」や「共同」の意味の方言。
やわらかい響きですね。
那覇市は新旧が交差した不思議な街。
国際通りは観光客でにぎわい、外国人も多くお土産屋さんも軒並みでした。
徒歩で少し離れると、タイムスリップしたような雰囲気の通りがちらほらあります。
夕食で訪れた「うりずん」さんは遊郭の名残がある建物でした。
地元の方たちが多く賑わいのあるお店で、泡盛が美味しく飲めるお料理で昔から愛されているお店だそう。
外で順番を待っていると、ほろ酔いのおじさんがとっても楽しそうに「月に何回も寄り合いがあるんだよ。それもいろんな寄り合い」それを沖縄では「モアイ」って言うんだよと。「このお店でモアイするのも先々代の時からでね～」と話は尽きない。
次回に続きます。
