★11/27 読売新聞「いま風」にて、日野明子さん(スタジオ木瓜)にご紹介いただきました★
新作「marrow」は
「かやの日常着」を生産する際に出てしまう裁断時の残布を反毛して紡績したアップサイクルの商品です。
2重織で仕上げたふっくらとした生地感になっており、柔らかな優しい風合いです。
春夏に人気の「かやの日常着」とはまた違った、洗練されたリラックスムードなデザイン、エシカルな「marrow」のシリーズです。
軽くて使い勝手の良い落ち着いた色使いは、上品な雰囲気を演出してくれます。
幅広なので肩にかけたり、ひざにかけたりと様々なシーンで活躍します。
様々なネップの表情から高級感溢れるストールは1枚は持っておきたいアイテムです。
●「marrow」シリーズとは●
marrowは「蚊帳製品」の生産時に出来る裁断後の余り布や、着古された「かやの日常着」を原料の一部に使用しています。
のちにmarrowも原料になることで、循環型経済を確立していきます。
廃棄物や無駄、汚染を発生させないように、原料のリサイクルを想定した上で製品デザインやサービスをプラン段階から設計することが本質にあると考えています。
●アップサイクル商品のできるまで●
1.回収
「蚊帳製品」の生産時の余り布/着古した「かやの日常着」を集めて、色ごとに分けます。
2.反毛
廃棄予定だった余り布の蚊帳生地を「綿」状にします。
※反毛とは廃棄糸、廃棄生地、古着などを綿状に戻して繊維として再利用することです。
近年のサスティナブル志向によって改めて注目されている繊維再利用手段の1つです。
3. 反毛糸
綿を紡績し糸にしていきます。
4.織り
出来上がった反毛糸を2重織に織っていき、反物状にします。
5.製品化/販売
できた織布で縫製し製品化へ。
1反に4~7色の蚊帳生地が混在していることで、
よく見るとネップの表情や生地に小さな彩りが見えます。
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